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メイクをきれいに仕上げるために一番と言っていいほど大切なのは土台となる下地。この下地は人それぞれ違う肌の色味や質感を整えることで、その後のメイクを引き立たすという重要な役割があります。そこで何色を付ければよいのか悩むことはありませんか?ポイントになるのが、美術の時間に少し習った補色の関係です。この色の特徴を知っているだけで明日から格段にメイクアップの腕が上がるはずです。
今回は「カラーチャート」についてご紹介します。

補色とは

メイクアップする時に何気なく下地を使用するのではなく、カラーチャートを使うと、自分にあった下地の色味がわかるようになります。

58_colorchart2補色とはこのカラーチャートで見た色の反対側の色を指します。補色は重ねて使う事で、お互いに主張し色味を打ち消し合う効果があります。逆に並べて使うと2つの色を目立たせる効果もあります。この効果をメイクアップにも応用する事で劇的に仕上りが変わります。
例えば、下地選びの場合はお肌の顔色の悪さに悩んでいる場合イエロー系の下地青白い肌色にはピンク系赤みのある肌色にはグリーン系の下地がおすすめです。この組み合わせを使う事で透明感のあるお肌に仕上がります。ここで重要なのはあまり塗りすぎないことです。補色の色を塗りすぎた場合、逆にくすんで見えてしまったり、顔全体が白浮きしてしまう原因にもなります。あくまでもきれいに仕上げるには薄めに塗ることがポイントです。

自分のベースカラーを知っておく

お肌の色は大きく「青み系」と「黄み系 」の2つに分かれます。自分がどちらの色味なのかを確認することが重要です。なかなか自分の色味を特定するのが難しい場合は、自分の手首の内側を自然光で見ると簡単にチェックできます。手首の内側は日焼けしにくいので自分の肌の色を確認するのに最適な場所です。その手首の血管が青色や紫に見える人は「青み系」で、緑色や黄色に見える人は「黄み系」となります。判断が難しい場合は、ほかの人と手首を並べて比べてみると良いでしょう。あくまでも目安ですが参考にしてみて下さい。

自分のベースカラーがわかるとポイントメイクの色味もわかる

自分のベースカラーが分かると下地以外に口紅、アイシャドウ、チーク等、自分に合う色が分かるようになります。
ポイントメイクの場合はお肌の色味と同系色である類似色を選ぶとお肌の色にマッチした自然で上品な仕上がりになります。
逆に補色を選択するとお互いの色を目立たせる効果がありますのでインパクトが強くなり、ナチュラルメイクとは反対の印象になります。すこし強調したい場合や、普段とは違う印象を与えたい場合は補色を選ぶのが良いでしょう。

このカラーチャートの考え方は髪の色やファッションにも活かすことができます。ぜひこれからカラーを取り入れて、メイクアップを楽しんでください。

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