自然の力で柔肌を守るオイル美容
乾燥が気になる季節、保湿力の高さや肌なじみの良さから女性の間でブームになっているのがオイル美容です。”オイルを肌に使う”と聞くと「ベタついたりニキビの原因になったりしそう…」と不安になる方も多いかもしれません。
実は自然由来のオイルの中には肌にとって良い働きをしてくれるものが沢山あります。
今回は、そんなオイル美容の魅力に迫ってみましょう。
オイル美容とは？
オイル美容とは、天然の美容オイルを使った美容法です。
ポピュラーなのはクレンジングとしてオイルを使用する方法ですが、それだけでなくフェイスからボディまで様々な部位や目的に使える事が美容オイルの魅力と言えます。乾燥が気になる季節、肌の保湿のために化粧水をたっぷりと使っている方も多いかと思います。
しかし、それだけでは十分な保湿とは言えません。肌の角質層では細胞が並んでいて、その間を細胞間脂質が埋めて細胞同士をくっつけています。この細胞間脂質がもろい状態になっていると、保湿をしてもすぐに水分が蒸発してしまいます。
ここで活躍してくれるのが美容オイルです。細胞間脂質は油性のものと親和性が高いため、美容オイルは肌に馴染みやすく、隅々まで浸透し肌を守るのです。さらに、美容オイルには細胞間脂質の乱れを抑える効果もあり、乾燥肌の方だけでなくオイリー肌の方が使えば過剰な皮脂の分泌を抑える事が出来ます。
オイルはニキビの原因になると思われがちですが、肌質を改善させる効果も期待出来るのですね。
美容オイルの種類
自然由来のオイルは植物によって性質や効果も様々です。美容に効果的とされるオイルは数種類あります。自然由来のオイルはその植物によって性質や効果も様々です。今回はその一部をご紹介します。
・ローズオイル
ローズオイルはバラの花から抽出したオイルで、アロマテラピーや香水、サプリメントなど幅広く使用されています。 ローズオイルの主成分である「ゲラニオール」には、抗菌・皮膚弾力回復などの働きがあり、ブルガリアでは古くから肌の調子が悪い時に塗布する習慣があります。
・アルガンオイル
アルガンオイルは、モロッコに生育するアルガンの樹に実る果実から抽出した希少なオイルです。
抗酸化力の高いビタミンEが豊富に含まれていて、エイジングケアにも効果的として近年話題になっています。
・ホホバオイル
ホホバの木の実から抽出されるホホバオイルには「ワックスエステル」という成分が含まれているのが特徴です。ワックスエステルは肌の角質層に含まれている成分で、肌なじみがとても良くオイルのベタつき感が少ないため使いやすくなっています。
オイル美容の取り入れ方
オイル美容を上手に毎日のスキンケアに取り入れる場合には、化粧水や乳液、美容液などの最後に1～2滴のオイルを塗るだけで保湿効果を高めてくれます。
また、化粧水前に導入液として使う方法や、リキッドファンデーションに混ぜて使う方法などもあります。ぜひ自分の好みのタイミングを探ってみてください。
・夜のスキンケアに！
（化粧水や乳液、美容液の最後に［1～2滴］）
毎日のお手入れの一番最後に、オイルを顔全体になじませます。
肌表面をオイルでラッピングすることで、うるおいをしっかり閉じ込め保湿力を強化。
・導入液（ブースター）として！（化粧水前に［1～2滴］）
肌が濡れている状態で、オイルを顔全体になじませます。オイルが肌を柔らかくほぐしてくれるので、後につける化粧水や美容液が良く馴染み、浸透力がアップします。
・メイクアップに！（1回量に［1滴］）
お手持ちのリキッドファンデーションやクリームファンデーションに1滴加えると、伸びが良くなり夕方まで乾き知らずのしっとり艶ファンデに変身！コットンや綿棒に含ませて補修したい箇所を拭き取る、メイク直し時の部分クレンジングにも！
オイルを直接肌に乗せることに抵抗がある場合は、美容オイルの配合されている化粧品を選ぶのがオススメです。保湿成分として美容オイルを使用している化粧品を選ぶことで、ベタつきを感じる事もなくオイル美容の効果を上手に取り入れられます。
おすすめのオイル
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