フィトセラピーという言葉をご存知でしょうか？「フィト」とは植物を指すギリシャ語になります。ヨーロッパでは今、植物療法（フィトセラピー）という考え方が注目され、医療の現場でも用いられています。
化学的な薬で身体の不調を治す、または症状を抑えるといった方法ではなく、植物の力を使って身体を癒して免疫力を高めていくことで心身の健康が保てるといった考え方です。
＜目次＞
フィトセラピーについて
フィトセラピーは植物の様々な部分を使って身体の不調を整えます。人間の五感からも植物の良い刺激を得る事で、本来持っている自然な自己治癒能力を高めていきます。
例えば植物の成分だけを抽出したサプリメントやハーブティー、アロマもフィトセラピーのひとつと言えます。
森林浴や山登りに出かけると、澄んだ空気で身体がリフレッシュされるような気持ちにもなりますね。
季節の花に心が癒される事もあるでしょう。
そういった元々身近にある植物に触れる事は、生物にとってとても大切な事なのです。
フィトセラピーの活用法
フィトセラピーは、香りで癒されたり、お茶や漢方として服用することでも体調を整える事が出来ます。
アロマセラピーやハーブなどは、簡単ですぐに取り入れることが出来るものですね。
香りや味には人それぞれ好みがあり、中にはハーブ自体が苦手という方もいますね。そういった場合は無理に行う必要は全くありません。
趣味でガーデニングを楽しむ事もフィトセラピーと言えますし、咲ききったバラなどの花をお風呂にいれてローズバスなんていうのも良いですね。
楽しみ方も人それぞれで良いのです。
フィトセラピーのメリットとデメリット
フィトセラピーはごく自然に取り入れる事の出来る健康法と言えます。
生活の中に取り入れる事で病気の予防効果を高めていくので、何よりストレス社会の現代では必要な療法と言えるでしょう。
ただ体調不良に対して即効性はありません。
ゆっくりと時間をかけて取り組む事で、生活スタイルから見直す事が出来るのではないでしょうか。
意識を少し変えるだけで、とても簡単に試す事が出来るのがフィトセラピーの魅力のひとつです。
通勤や通学の途中で植え込みの花に目を留めたり、花屋を覗いて季節を楽しむのも良いのではないでしょうか。
たまには休日にピクニックがてら自然に触れてみましょう。
きっと素敵なフィトセラピーになりますよ。
