子供の頃は肩を揉まれると、くすぐったくて逃げ出したりしていましたが、大人になると「もっとやってほしい!」とおねだりしてしまうことも。
ちょっとマッサージをしてもらっても、すぐにまた繰り返す肩こりとは上手く付き合っていかなければいけないものなのかもしれませんね。
肩がこって辛い時に、簡単に肩こりが解消できる方法をご紹介したいと思います。
<目次>
原因を知っていると肩こりが理解できるかも?
まずはどうして肩こりが起きるのか、少し知っていると予防にも役立つと思います。
肩こりは筋肉が緊張している状態で、肩の筋肉がギュッと縮んで固くなっています。
筋肉をゴムに例えると解りやすいのですが、伸び縮みする力で腕や足を曲げたり伸ばしたり、少し重たい荷物も腕だけでなく背中や腰の筋肉も使って持ち上げることができます。
また肩や首の筋肉は、主に頭を支えるために働いています。
頭は人にとってとても重要な上に重さも相当ありますよね。
本来は身体全体でバランスを取りながらうまく負担を分散して生活すべきなのですが、長時間同じ姿勢を取り続けなければならなかったり、そもそも姿勢が悪い状態では、肩の筋肉はずっと緊張したままになってしまいます。
肩こりは長時間のデスクワークや冷えなどからも起こりますが、疲れ目が深刻化すると肩の筋肉にも影響が及びます。
またストレスもあなどれません。精神的な事からも肩の筋肉は縮こまってしまい、肩こりを発症するのです。
大事なのはリラックス
肩こりの対処法としては、肩の緊張をほぐすことです。
パソコンなどに集中する時間が長い場合は、時々休憩を入れて肩の力を抜いてリラックスすると良いですね。目も画面から離してゆっくりまばたきをして疲れを取ってあげましょう。
また、筋肉を休ませながら血行を良くしてあげると肩こりを緩和することができます。
忙しくてもしっかり湯船に浸かり、温まることで血流が良くなります。
適度な運動も良いでしょう。
肩こりにはビタミンを摂ることもオススメです。
ビタミンB群は疲労回復や造血作用などがあり、ビタミンEは血行促進効果などがあります。
牛乳や豆類、緑黄色野菜や魚類などにはビタミンB群が多く含まれています。
アーモンドやナッツ、アボカドなどにはビタミンEが豊富ですから、食事の中で取り入れていくと良いですね。
簡単ストレッチで肩こり解消!
肩こりがつらい時、自分で簡単にケアが出来たら嬉しいですよね。
簡単に出来るストレッチをご紹介しましょう。
- 肩甲骨をほぐすストレッチ
-
- 足は肩幅程度に広げ、真っ直ぐに立つ
- 両腕を前に90度に曲げ、息を吸いながら後ろに引く(左右の肩甲骨をくっつけるイメージで行いましょう)
- ゆっくりと息を吐きながら腕をまっすぐ前に伸ばし、親指を下にして手の甲を合わせる。(左右の肩甲骨を離すようなイメージで行いましょう)
- これを5セット行う
さらに両腕を耳の横から真っ直ぐ上にあげて、横に肘を曲げながらゆっくり降ろしていきます。
すると肩甲骨周りの筋肉がほぐれて肩こりも軽減されます。
肩回しも血行促進効果があります。
- 肩回しストレッチ
-
- 真横に腕を伸ばし、肘を曲げて手は肩に置く
- 手を肩から離さないように、肘で出来るだけ大きな円を描くように回す
- 数回ずつ左右を行う
ただし、関節が弱い方は気を付けて行ってください。
オフィスでなかなかストレッチができる時間がない場合は、使い捨てカイロの小さいものを肩に当てておくと症状を軽くすることができます。低温やけどには十分注意して、必ずインナーやハンカチなどの上から使うようにしましょう。
毎日の疲労は蓄積してしまいますから、なるべく心身共にストレスが発散できると良いですね。
同じ姿勢を長時間続けないことや、ビタミン不足に注意しながら体を冷やさないようにして過ごすことが大切です。
少しの肩こりを自分で解消できるようになれば、重症化しないで済みますね。