コーヒーは体に良いと言われたり、カフェインが含まれることで体には良くないと言われたりしますが、本当のところはどうなのでしょうか。
コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノール、コーヒー豆の香りが体にとってどんな影響を与えるのかをまとめました。
<目次>
コーヒーに含まれるカフェイン!体に及ぼす影響は?
コーヒーに含まれるカフェインですが「カフェインは体に悪い」と言われているため、コーヒーの摂取量を控えている人もいるのではないでしょうか?
確かにカフェインを大量に摂取すると吐き気や下痢、不眠、興奮、不安、幻覚などの症状が起こる場合がありますが、あくまで大量摂取をした場合に起こる症状です。
健康な成人であれば1日のカフェインの量を300~400mg程度に抑えれば問題はありません。
コーヒー1杯150mlには約90mgのカフェインが含まれますので1日4杯ほどのコーヒーであれば問題なく飲むことができます。
ただし、カフェインは紅茶や緑茶、コーラーにも含まれますのでコーヒーの他にもカフェインが含まれる物を摂取する場合はコーヒーの量を控えましょう。
妊婦さんがカフェインを摂取するとお腹の赤ちゃんの発育を妨げる可能性があるとも言われていますので、妊婦さんは1日100mg以下に抑えるようにしてください。
コーヒーは体に良い!健康やダイエット効果あり!
カフェインの影響からかコーヒーは体に良くないイメージを持たれますが、カフェインは大量に摂取しなければ体にいい影響を与えてくれます。
血行促進作用や脂肪の燃焼を助ける作用があるので健康やダイエットにも効果が期待できます。
コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールも含まれ、ポリフェノールの抗酸化作用により体を錆らせて老化を早める活性酸素の働きを抑えてくれます。
赤ワインで有名なポリフェノールですが、コーヒーには赤ワインより多くのポリフェノールが含まれていますので、毎日コーヒーを飲む習慣がある人は若々しいキレイな肌を維持することができます。
クロロゲン酸にも脂肪を燃焼する作用がありますので、カフェインとクロロゲン酸の相乗効果でコーヒーダイエットを取り入れる人も多いです。
それらの効果を発揮できるのはブラックコーヒーであり、砂糖やミルクたっぷりのコーヒーはカロリーオーバーや糖分の過剰摂取により逆効果になることがあります。
コーヒーは肝臓がん子宮体がんのリスクを下げる効果があるという研究結果も出ており、血糖値の抑制や胃液の分泌を促す効果などもありますので、健康やダイエットのためにも毎日適量のブラックコーヒーを摂取するようにしましょう。
コーヒーの香りがリラックス効果あり!
コーヒーはカフェインやクロロゲン酸などだけが体にとってよい影響を与えるのではありません。
あのコーヒーの独特な香りもとてもよい効果を発揮してくれます。コーヒーが苦手で飲めなくてもあの香りに癒されるという人もいるくらいです。
インスタントコーヒーではそれほどでもない香りですがコーヒー豆の香りは脳にリラックス効果と集中力向上を働きかけてくれます。
コーヒー豆でリラックス効果が高いのは「グァテマラ」「ブルーマウンテン」になり、集中力を高める効果が高いのは「ブラジルサントス」「ハワイコナ」「マンデリン」になります。
日々忙しく働いているうちにストレスばかりが蓄積されていきます。
そんなときはコーヒーを飲むだけでなく、香りを楽しんでリラックスする時間を作れたらいいですね。
コーヒーに含まれるカフェインは体にとってよくないと思われていますが、健康な成人であればカフェインの摂取量さえ守れば体に悪影響を及ぼすことはありません。
どうしてもカフェインが気になるようであれば、今はカフェインレスのコーヒーなどもありますので、そちらを試してみるのもいいですね。
コーヒーに含まれるポリフェノールやクロロゲン酸などの成分も健康や美容に効果を発揮してくれますので、毎日適量のブラックコーヒーを飲む習慣をつけていきましょう。