お腹に赤ちゃんがいるって、とても特別で尊い時間ですね。
つわりなど妊娠による様々な体調の変化を乗り越えて、赤ちゃんの性別まで判る頃にはようやく妊婦生活も落ち着いてくる方が多いのではないでしょうか?
妊娠後、徐々にインナーや服などを準備をしたように、次は出産の準備も始めなければいけません。
マタニティライフは短い期間だったと言う声も多いのですが、目まぐるしい体調変化の中、新しく買いそろえる物や様々な準備でやることが多いのも嬉しい事実ですね。
<目次>
出産準備はいつから始める?
日に日に大きくなるお腹と体調の良し悪しを考えながら、赤ちゃんを迎える準備も徐々に始めなくてはいけません。
目安としては7~8カ月頃が良いと言われています。9カ月に入るとママの体調も不安定で、何よりお腹が重く長時間歩くのも辛く感じてしまいます。
いつ出産になってもおかしくない時期ですから、人混みの中でのショッピングは避けた方が良いでしょう。
赤ちゃんに必要な物は肌着からバスグッズまで多くの物が必要です。
ひとつひとつ揃えるのは大変ですが、どれもみんなサイズが小さくて可愛らしい物が多いので、見ているだけでも癒されて新しい家族に期待が高まります。
そして忘れてはいけないのが出産の時に必要な入院準備。
赤ちゃんの物だけでなく、数日間ではあっても入院中に必要な物は揃えて持っていかなくてはいけません。ママ自身の身の回り用品と入院中にあったら便利な物もご紹介します。
基本の入院準備品
何と言っても大切な5点セットはいつでも解りやすいところに保管しておきましょう。
- 母子手帳
- 健康保険証
- 診察券
- 印鑑
- 入院時に必要な書類
外出中に急な陣痛で病院に運ばれても、家族が持って来られるように、あらかじめ置き場所を決めておくと良いですね。
入院中に必要な物は出産する病院によって多少の違いがあります。
大きな荷物を持って来なくても良いように、病院側でほとんどの物を準備してくれる「手ぶらでお産セット」のようなものが料金に含まれている産院もあります。
まずは入院案内で受け取った資料をよく確認しましょう。
最低限必要なものは以下になります。
- マタニティパジャマ(検診や診察に便利な前開きタイプ):2~3枚
- 産褥ショーツ:2~3枚
- 産褥ナプキン
- 授乳用ブラジャー:2~3枚
- 母乳パッド
- 洗面用具
- タオル
- 骨盤ベルト
- カーディガンなど羽織れるもの
- スリッパ
- 筆記用具
- 小銭
病院によっては食事用の箸やコップなども持参するように指示される場合もあります。
退院時の着替えも入院時は必要ありませんが、後から家族が持って来れるようにわかりやすい場所にまとめておくと困りませんね。
あると便利!入院中に役立つグッズは?
出産は大仕事です。少しでも快適に過ごすために絶対に必要ではないけれど、あると便利な物をご紹介します。
■パジャマ
授乳口付のパジャマは授乳時におっぱいだけを出すことができ、大きなポケットがついているので赤ちゃんに必要なガーゼハンカチなどを入れることができます。
■産褥ショーツ
股下がマジックテープで開閉できるショーツです。出産当日自分でお産パットを交換できない時のために1枚だけでいいので準備してください。
■授乳用ブラジャー
授乳専用のブラジャーがありますので締め付けのない授乳しやすいブラジャーを付けることをオススメします。
ワイヤーが入っているブラジャーは乳腺を傷つける可能性がありますのでできるだけ授乳用のブラジャーを身に着けてください。
■ガーゼハンカチ
授乳時に赤ちゃんの口を拭くときに使います。
買いたてのガーゼはノリがついていますので一度洗濯をしてノリを取っておきましょう。
■ペットボトル用ストローキャップ(ストローホッパーキャップ)
100円ショップでも手軽に購入が出来るストローキャップは、陣痛の時にベッドで体勢を変えずに飲み物を口にするのに便利です。ボタンを押すだけでストローが飛び出てくれるので横になりながらでも飲むことができます。
■リップクリーム
病院内は空気が乾燥しがちです。唇の荒れ防止に携帯しておくと良いです。
■S字フック
病室の狭い範囲を有効活用するのに数本持っていくと便利です。ゴミ袋ハンガーにしたり、病院内を移動する時に使うミニバッグを掛けたりと使い道も色々です。
■栄養補助食品
陣痛で食事がままならない時に簡単に栄養補給ができ、腹持ちが良いので持っていると安心です。
■靴下
夏でも下半身を冷やさないように産後は靴下を履きましょう。着圧ソックスなど履いているだけで足の疲れやむくみを解消してくれる靴下がオススメです。
■イヤホン
相部屋の場合はテレビも気を使いますね。スマホで音楽を聴くのにも1本は持っていると役に立ちます。
■クリアファイル
入院中や退院時に検診のお知らせや手続きに必要な各書類、請求書など紙ベースの書類がかさばるようになります。
クリアファイルがあると整理もできて、きれいな状態で保管できますね。
■うちわやカイロ
病院の室温は一定ですが、自分の好みとは違う場合も多いですね。
夏場はうちわ、冬場はカイロで自分なりに体温調節をすると快適に過ごせます。
また季節に関係なく、冷えは大敵ですからカイロは持っていると便利です。
■授乳クッション・円座クッション
病院で貸出してもらえる場合もあるので確認が必要ですが、産後すぐは円座クッションがないと会陰切開等した後は傷みで座っているのもつらい程。
授乳クッションは頻回授乳での腕の疲労を軽減してくれます。
■来客用コップ(紙コップなど)
親族や親しい人達がお祝いに来てくれると思います。
自販機でペットボトルのお茶を振る舞うのも良いですが、年配の方には量が多すぎる可能性も。コップに注いで手渡すと気配りができる印象になります。
■ビデオや充電器
カメラを持って行ったのに、電池の残量があとわずかとなっては焦りますね。
充電器も忘れずに準備しておきましょう。
荷物の準備が出来たら、大きめのバッグでひとつにまとめておきましょう。
病院によっては「お産セット」を準備してくれる所もありますので、一度病院に確認するといいですね。
退院後は育児で忙しくなりますので、産後のお母さんが病院で少しでもゆっくりとリラックスできるようなアイテムも持っていくものいいですね。
あれもこれもと小分けにすると、忘れてしまう可能性もありますから、付き添いのご家族とよく確認しておくと良いですね。
あとは赤ちゃんの誕生を待つだけとなると、初めての出産に限らずドキドキするものです。
リラックスして愛おしい時間を大切に過ごしましょう。