LINEで送る
Pocket

温泉に入ると肌が「ツルツル」「スベスベ」になり美容にとてもいいですよね。
日本には美容効果が高い温泉が全国にたくさんありますが、温泉の泉質によって期待できる効能効果が若干変わるのはご存知ですか?
泉質を意識しながら温泉地を決めると、より美容にとって効果的で楽しい入浴になるのではないでしょうか?
今回は温泉の泉質と、効能効果のご紹介をします。

<目次>

お肌にやさしいマイルドな泉質「単純温泉」

単純温泉は成分が単純と言う訳ではなく、含有成分がバランス良くある事や、他の泉質の特徴に当てはまらない泉質を単純温泉と言います。この泉質は一番種類が多く、成分のバランスが良いため刺激も少なくマイルドでやさしい温泉が多いのが特徴です。
どんな方でも入浴しやすく入りやすい泉質です。

乾燥肌、冷え性に効く「塩化物泉」

主成分を塩分が占めている塩化物泉。実際にお湯をなめてみると塩辛いのが特徴です。
入浴すると肌表面に塩分が付着し、湯上がり後も肌を乾燥から防いでくれる事で湯冷めしにくく、保温、保湿効果を期待できる泉質です。
逆に、湯あたりをしないように長風呂にはご注意を。

なめらかなエッセンス温泉「炭酸水素塩泉」

美肌の湯として有名な温泉はこの泉質が多いように思います。この泉質は重炭酸土類泉重曹泉の2つに分かれます。
重炭酸土類泉は鎮静効果が期待でき、リラックス効果があるといわれています。
重曹泉古い角質をやわらかくして汚れを落としてくれる効果があります。表面をなめらかにし、お風呂上がりは肌表面から、水分の発散を促し爽やかですっきりした印象の泉質です。

アンチエイジングの「硫酸塩泉」

この硫酸塩泉はさらに3種類に分かれます。
潤いを補い美肌力をアップしてくれる「ナトリウムと硫酸塩泉」と鎮静作用があり石膏成分が肌の表面を守ってくれる事でお肌がしっとりする特徴の泉質の「カルシウムと硫酸塩泉」、最後にマグネシウム成分が含有している「マグネシウムと硫酸塩泉」があります。
お肌のハリと潤いを与える泉質でアンチエイジングが期待できます。

37_hot-spring03血行促進でむくみ解消「二酸化炭素泉」

全身に炭酸の泡がつく二酸化炭素泉は、血行促進作用が期待できます。温泉の温度が高いと炭酸が気化してしまうため温度が低いのが特徴です。
リンパの流れや、むくみ、老廃物の排出促進も期待できる事からデトックスにおすすめです。

冷え性解消には「含鉄泉」

鉄分を含む事から空気に触れる事で酸化して赤褐色の温泉です。
鉄分はお肌にとって、欠かせないミネラル分となりますので疲れが取れない方や手足の冷え性の方におすすめの温泉です。

代謝促進の「硫黄泉」

ゆで卵のような匂いが特徴的な硫黄泉。実は同じ硫黄泉でも単純硫黄型という泉質の場合はあまり臭わない所もあるようです。
硫黄は解毒や殺菌作用があり慢性の皮膚病の治療にも活用されています。硫化水素ガスは毛細血管を拡張してくれるので、新陳代謝が促されデトックス効果を期待できます。

肌を引き締め、リフトアップする「酸性泉」

酸性の高いお湯で他の温泉に比べて刺激が強いので、お肌の弱い人は注意が必要かもしれません。
殺菌効果があり皮膚病の治療にも使われているようです。
この泉質のお湯にはお肌を引き締める効果やキメを整える効果や肌表面を溶かす事でピーリング効果もあります。刺激がきつい泉質ですので入浴後はシャワー等で十分に流してから上がる様にしましょう。

美と健康のバランス「放射能泉」

「放射能」と聞くと、体に悪いイメージがありますが、温泉に含まれる程度の放射能は体に良い影響を与えると言われています
ラジウム温泉」や「ラドン温泉」と呼ばれるものがこの放射能泉です。放射能泉の多くは「子宝の湯」として呼ばれる名湯が多く存在します。
自律神経やホルモンバランスを整えてくれる事で、ストレス解消や、免疫力をアップする効果が期待できます。

37_hot-spring01いかがでしたか?
温泉といえども、その泉質によって色々な効果があるから奥が深いですよね。
これらの泉質から自分にあった温泉を見つけると面白いかもしれませんね。
温泉施設にはその施設の中の見やすいところに「温泉成分表」の掲示が義務付けられているので、
入浴前にこの成分表で泉質をチェックしてみると、いつも以上に有意義な湯浴みが楽しめると思います。

泉質による美肌効果もさることながら、温泉でリラックスすることも、美肌にいい影響を与えるもの。温泉でゆったり疲れを癒して、美しくなりましょう。

LINEで送る
Pocket