暑さが落ち着いて、湿気の多い季節から乾燥の季節に移り変わるのが秋ですね。
夏の強い日差しに照らされて、秋は頭皮や髪も少々疲れが見えてきます。
抜け毛が気になるのもこの季節ではないでしょうか。
本格的な乾燥が始まる前の秋こそ、ヘアケアには最適な時期になります。
<目次>
秋に抜け毛が多いのは何故?
動物の世界では夏毛から冬毛に生え変わることを「毛替わり」と言いますが、人間にもその名残があるようです。
春から夏は髪が成長する時期なので抜け毛も少なめですが、秋を迎えてグンと抜け毛が目立ってしまいます。これはヘアサイクルの正常な代謝と言えますからさほど心配は要りません。
夏に受けたダメージによって抜け毛が促進されてしまうケースもありますが、適切なケアを続けていけば自然に回復していきます。
秋の乾燥と静電気
秋になると朝晩は冷えを感じるようになりますね。確実に空気は乾燥していきます。
夏の紫外線によって潤いをなくしている髪に乾燥は大敵です。枝毛や切れ毛が進行し、髪内部の水分も失われてしまいがちです。
静電気も乾燥から引き起こります。
静電気はただ不快なだけではなく、髪にもダメージとなってしまいます。
静電気によって、埃やごみなどが頭皮や髪に付着してしまうため、毛穴詰まりやかゆみといったトラブルになる可能性もあります。
キューティクルを保護し、髪の栄養や水分を逃がさないようにバリアを守りましょう。
秋にオススメのヘアケア
秋の髪は全体的にパサつきやすい傾向にあるようです。
ダメージにより水分量が不足してしまったり、乾燥なども関係しています。
しっかりと保湿をしてなめらかな髪に仕上げれば静電気などのトラブルも回避できますね。
■シャンプーは温度設定も気をつけて
寒さを感じ始めると、シャワーの温度もつい高めに設定してしまいますが、40℃近いお湯で髪を洗うと必要な油分まで逃げてしまい乾燥が進んでしまいます。
適温は洗顔と同じ38℃程度になりますから、湯船でしっかり温まってからシャンプーをすると良いですね。
■トリートメントで髪を補修
シャンプー後はトリートメントで髪のダメージをケアしましょう。
ダメージケア用など高浸透の物を選ぶと良いですね。ホットタオルを巻いて5~10分程時間を置くと髪の内部まで栄養を送り届けられます。
■ドライヤーの当て方にも一工夫
タオルドライをした後はドライヤーで乾かしていきます。
髪を濡れたままで放置してしまうと雑菌が繁殖したり、摩擦などの刺激からダメージに繋がってしまいます。
静電気が気になる場合は洗い流さないトリートメント剤や、ヘアオイルを少量付けてからドライヤーを使います。
髪の根元から毛先に向かって温風を当てるとキューティクルは閉じたまま、髪には艶が生まれます。
秋の髪には潤い補給が大切になります。
トリートメント剤もミストタイプなどがありますから、上手に使い分けると良いですね。
保湿力の高い整髪剤なども積極的に利用して、冬が始まる前のこの時期こそ艶のある美しい髪を目指しましょう。