赤ちゃんを抱っこしていると、「あれ？なんだか変な臭いがするぞ？」と感じる事ってありませんか？何処から臭うの？オムツかな？なんて臭いの元を探っていると、赤ちゃんの頭にたどり着きます。
まさか、こんなに可愛いのにこんな臭いを発しているなんて！
では赤ちゃんがなぜ臭うのか、臭いの原因と対処法についてご紹介します。
＜目次＞
赤ちゃんの臭いの原因はなに？
赤ちゃんは新陳代謝がとても活発です。
産婦人科やパパママ学級などでも、沐浴指導がされていますよね。
そこでも沐浴は毎日行うのが基本と言われていますから、清潔は心掛けているはずです。
それでも臭うのは一体何故でしょうか？
赤ちゃんはとても汗っかきなんです。
まだ生え揃わない薄い髪の毛が気付いたらビッショリになっていたり、布団が湿っていたり、予想以上の汗に驚かされる事もあります。
授乳している時も抱いている腕に汗が伝わってくることがありますよね。
赤ちゃんはまだ汗が出る汗腺が未熟な状態です。
血流を促進させる事で体温を逃がそうという働きが起きるため、血流量の多い頭部は特に汗が出やすくなってしまいます。
汗は大人でも時間をおくと臭いますから、大量に汗をかいてしまう赤ちゃんでもやはり汗が元で細菌が繁殖し、臭いが出てしまいます。
乳児脂漏性湿疹の場合
生まれてしばらくすると、赤ちゃんは男性ホルモンが分泌されます。
そのため皮脂量が多く分泌される事になり、乳児脂漏性湿疹になってしまう事もあります。
なにか臭うなと思ってよくよく見ると、頭に黄色いかさぶたがあり、乳児脂漏性湿疹が出来ていたというケースも考えられます。
個人差もありますが、主に頭や顔に出来ることが多く、赤ちゃんがよく経験するトラブルの一つになります。
無理にかさぶたを取らずに、清潔と保湿を心掛けましょう。
心配な場合は出産した病院でも相談に応じてくれます。
臭いの対処法
赤ちゃんの頭の臭い対策としては、清潔あるのみです。
とは言え、赤ちゃんを一日に何度もお風呂に入れるのは良い方法ではありません。
赤ちゃんの体調にも影響してしまいますし、洗い過ぎはまた違った皮膚のトラブルの元となってしまいます。
赤ちゃんのシャンプーを見直してみると良い効果があるかもしれません。
ベビーソープでそのまま頭皮も洗っている場合は、赤ちゃん用のシャンプーを使う事で、臭いが軽減する可能性があります。
大人用のシャンプーでも低刺激で、無香料無着色のものであれば、赤ちゃんに使っても問題はありません。
すすぎ残しの無いようにしっかり洗い流してあげましょう。
髪の毛の量が多い赤ちゃんの場合は、シャンプー後の生乾きの状態から臭いが発せられる事も考えられます。
タオルドライをしっかり行い、大人よりも遠く離した距離からドライヤーを使って乾かしてあげると良いですね。
赤ちゃんが臭うのは、ほんの一時的な事ですから、あまり心配する必要はありません。
汗っかきは変わらなくても、大きくなるにつれて、気になる臭いは無くなっていきます。
石鹸やシャンプーを変える事で効果が期待できますから、毎日の赤ちゃんの成長と変化を楽しみながら子育てをしていきたいですね。
