入浴剤入りのお風呂はとても気持ちがいいですね。
好きな色のお湯やいい香りのするお湯に浸かると気分がとても良くなります。
入浴剤にはいくつかの種類がありその種類によって効果も違ってきます。
入浴剤の効果や正しい使い方について詳しく説明していきますので自分に合った入浴剤を見つけて効果を実感しましょう。
<目次>
入浴剤の種類と効果
入浴剤は主に6つの種類にわけられています。
■無機塩類系
ミネラル系の入浴剤で硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウムが成分として含まれ、保温効果が高く寒い冬でも湯冷めしにくい特徴があります。
■クール系
炭酸水素ナトリウムとペパーミントオイル、ハッカオイルなどの成分で清涼感を高めてくれます。
暑い夏にオススメの入浴剤です。
■炭酸ガス系
炭酸塩、コハク酸、クエン酸、フマル酸が合わせることで湯船に入れると泡を出しながら溶ける入浴剤です。
血液の流れを良くし、血流増加や保温効果もあります。
■スキンケア系
保湿効果がある成分が含まれ、乾燥した肌へ浸透し潤いを与えてくれます。
あせもやあかぎれの予防にも効果があります。
■酵素系
パイナップルやパパイヤなどに含まれるタンパク質分解酵素を配合した入浴剤で毛穴の奥の汚れや皮膚凹凸部分に入った落ちにくい汚れを分解して洗い流してくれます。
■生薬系
漢方の成分が含まれた入浴剤で漢方独持の匂いもありますがスッキリとした気分にさせてくれます。皮膚に疾患がある方にもオススメできます。
夏でも入浴剤入りの湯船に浸かるべき
いろいろな種類の入浴剤を季節や目的に合わせて使い分けるとより高い効果を実感することができます。
季節を問わず入浴剤入りの湯船に浸かって欲しいのですが暑い夏はシャワーだけで済ませてしまう方も多くいます。
しかし、夏は1日中冷房の効いた部屋にいると血行不良になったり、暑い中の外仕事で疲労が蓄積されたりと体にはとても大きな負担がかかっています。
シャワーだけでは血行や疲労を回復することはできないので、ゆっくりと湯船に浸かりましょう。
それでも、夏の湯船は熱い、風呂上りに大量の汗が出るなどの理由からシャワーで済ませてしまいたい方はクール系の入浴剤を使った湯船に入ってもらいたいですね。とっても気持ちがいいです。
クール系入浴剤は清涼感の他にもほてりや入浴後の不快感を軽減する効果もあります。
ペパーミントオイルやハッカオイルが皮膚表面の細胞に「冷たい」と感じさせてくれるので、暑い夏でも気持ちよく湯船に浸かることができます。
入浴剤の正しい使い方
入浴剤を効果的に使うには注意して欲しいことがあります。
風呂の温度はぬるめのお湯(36〜40℃)の方が熱いお湯よりも入浴剤の効果を発揮します。
ぬるめのお湯にはリラックス効果もありますので、熱めのお湯が好きな方はできるだけぬるめのお湯でリラックスするようにしましょう。
入浴剤の効果は湯船に入れてから2時間ほどです。
時間の経ってしまったお湯に入っても入浴剤の効果を得る事はできませんので2時間以内に入るようにしてください。
お湯に浸かる時間の目安は20分で、これ以上の長湯は肌を乾燥させる原因になってしまします。
風呂上りにシャワーで入浴剤を洗い流す必要はありません。
せっかくの良い成分が洗い流されてしまいます。
いかがでしたか?
入浴剤によって効果が違いますので、季節や目的に合わせて入浴剤を選ぶようにすると効果がUPします。
季節を問わずシャワーで済ませている方は疲れた体をリセットするためにも入浴剤入りのお湯に浸かる習慣をつけましょう。
きっと心も体もリフレッシュできるはずです。