最近話題の「体幹トレーニング」ですが、体幹を鍛えることでどのような効果があるのでしょうか。
体幹は私たちが生きて行く上でとても重要な役割を果たし、衰えると様々な不調の原因になってしまします。
この記事では体幹トレーニングの効果と毎日忙しく働いている方でも隙間時間でできる簡単な体幹トレーニング方法を紹介していきます。
<目次>
体幹って身体のどの部分?役割は?
体幹とは身体の胴体部分を言います。
胴体部分とは胸、腹、背中、腰、つまり両手足と頭部を除いた身体の中心になる部分です。
体幹は「骨と筋肉」で構成され、骨には骨盤や肩甲骨、背骨、肋骨などがあります。
その骨を深層筋(身体を支える筋肉)と表層筋(身体を動かす筋肉)の筋肉で支えており、この2種類の筋肉を体幹筋と呼びます。
体幹は心臓や肺、腸などの内臓を保護する役割があり、その他にも姿勢を維持する役割や座ったり立ったりする動き、ボールを投げたり蹴ったりする動き、歩いたり走ったりする動き全てに関わります。
私たち人間が重い頭を支えて二足歩行ができるのも全て体幹の働きによるものなのです。
体幹トレーニングの効果
体幹トレーニングのにはいろんな効果があります。
■スポーツパフォーマンスの向上
体幹が衰えていると一部の筋肉しか使うことができません。体幹を鍛えることで全ての筋肉を使うことができるようになるので力を発揮しやすくなりスポーツではいい結果が出るようになります。
■疲れにくくなる
少しでも走るとすぐに息切れをする方や少し体を動かすと疲れる方は体幹が衰えている可能性があります。
体幹を鍛えると持久力が上がり疲れにくい体になります。
■ぽっこりお腹や便秘の改善
腰周りの筋肉が鍛えられ下がっていた内臓が元の位置に戻るのでぽっこりお腹や便秘が改善できます。
■姿勢がよくなる・肩こりや腰痛の改善
体の中心の筋肉を鍛えることで体が安定し全身を支えられるようになり、姿勢もよくなります。
猫背や姿勢の悪さは肩こりや腰痛の原因になることが多いので姿勢が良くなると肩こりや便秘の改善にも繋がります。
■太りにくくなる
体幹を鍛えると筋肉量が増え、基礎代謝がアップします。基礎代謝が上がるとダイエット効果や太りにくい体になることが期待できます。
体幹トレーニングのやり方
体幹トレーニングの基本はドローインをしながら体幹筋を鍛えることです。
ドローインとは簡単に説明するとお腹に力を入れへこませながら呼吸を行うことを言います。横にならなくてもできるので隙間時間にドローインを取り入れてみましょう。
- 基本のドローイン
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- ひざを立てて座り、脚を肩幅に開いて両膝で折りたたんだタオルを挟む
- お尻の外側に両手をついてお尻を持ち上る
- タオルをひざで挟んだままお尻をキュッと締めて10秒キープ
- これらを5回繰り返す
体幹トレーニングの基本はドローインですが、色々な種類の体幹トレーニングがあります。
しかし、始めて体幹トレーニングに挑戦する方は基本のドローインを毎日することから始めましょう。
体幹トレーニングはすぐに効果を実感できるトレーニングではありません。
長く続けることで結果がでます。
電車の中や仕事の休憩時間、家事の合間などのちょっとした時間でできるトレーニングになりますので毎日続けてみましょう。
体幹は心臓や肺、腸などの内臓を保護する役割や重い頭を支えて二足歩行を可能にしてくれるなど、とても重要な働きをしてくれます。
体幹トレーニングで体幹を鍛えるとこれらの重要な役割の他にも様々な効果を得ることができます。
体幹トレーニングはジムに通ったりせずに、自分の都合に合わせてトレーニングをすることができ、金銭的な負担もありません。
基本のトレーニングをマスターし、長く続けて体幹を鍛えていきましょう。