年齢を重ねるとお肌のかさつきやゴワゴワ感、黒ずみが気になりますよね。
そんな時に取り入れたいのが、角質ケアのひとつである「ピーリング」。
ピーリングとは、古い角質を取り除き、肌本来の新しい角質に取り戻すことです。
ピーリングを行う事で肌の古い角質や余分な皮脂を取り除いてくれる効果が期待できます。
今回はピーリングを上手に行い、すべすべ肌を手に入れる方法をご紹介します。
<目次>
角質とは?
「角質」は、表皮細胞の最終地点で、核を失った薄い板状の角質細胞が積み重なっています。角質層は、外気に触れる部分で、様々な外的刺激から表皮細胞や真皮部分を保護する働きがあります。
しかし、乾燥したりターンオーバーリズムがくずれると古い角質が上手く循環しなくなり、肌表面が固くなります。そうなると、化粧ノリが悪くなったり、お肌の油分、水分を調整できなくなってしまいます。
ですから、肌表面の古くなった無駄な角質を上手に取り除いてあげる事が大切です。
世界3大美女も角質除去をしていた?!
角質除去のピーリングが日本に浸透してきたのは1990年前後と言われていますが、世界ではもっと古く、世界三大美女のクレオパトラはサワーミルク湯に入っていたとされています。サワーミルクの乳酸でお肌を柔らかくしてピーリングを行っていたようです。
他にも酸化したワインを皮膚に塗るピーリングが中世ヨーロッパで流行したようです。これもワインに含む酒石酸が結晶化して食塩に近い粒ができる為ピーリング効果があります。
昔から角質のお手入れは美しくなりたい女性に重要視されていたのですね。
ピーリングの種類
古い角質を取り除くには大きくわけて3種類。「削る」「吸着する」「促す」があります。
【削る】
スクラブ剤が配合されている製品を使い物理的に削るピーリング方法です。
洗顔と一緒にできる物もあるので比較的簡単にお手入れができる方法の1つ。スクラブ剤には塩や砂糖、軽石、こんにゃく、植物の殻、ポリマーなどいろいろな物が採用されています。
【吸着する】
はがせるパック等もこれにあたります。比較的昔から浸透しているケア方法です。
最近ではジェルに特殊なポリマーが入っていて、ポロポロ吸着してくれる技術ができました。
【促す】
フルーツ酸(AHA)などが代表的です。例えばグルコール酸、酒石酸、リンゴ酸等があります。
肌のPHを下げる事でお肌が反応し、自然といらない角質がはがれるメカニズムです。
膝、肘、踵等は顔とケア方法が異なりますので部位にあったケアを行いましょう。
(膝のケア方法はこちら!「春に備えよう!カサカサ膝の原因とケア」)
やりすぎにご注意!
ピーリングを行った後の肌はすべすべのお肌になりますが、角質が薄い状態になっており、毎日するのは危険です。
あくまでも余分な角質を除去する事が目的ですので毎日行うと必要な角質まで傷つけてしまう可能性があります。
目安は週に1〜2回で十分です。
お肌に負担がかからない頻度でやさしく丁寧にケアする事が大切です。
自分に合った方法で角質ケアを取り入れて美肌を目指しましょう。