美容や健康・ダイエットには腹八分目がいいとよく言いますね。
腹八分目は世界でも有名で「Light suppers make long life」(軽めの夕食は長寿の源)という言葉があるほど世界中でいいとされています。
実際美味しいものを目の前にするとどうしてもお腹いっぱい食べたくなるものですよね。
「もう少し物足りない」「もう少し食べたいな」
そんな気持ちになる腹八分目にはどのような効果があるのか調べてみることにしました。
<目次>
腹八分目は胃腸にやさしい=ダイエット効果も!
「お腹いっぱい」「もう苦しい」となるくらい満腹になったことは誰でも1度や2度はありますよね。
実は、この満腹はとても体に悪いことがわかっています。
胃に入った大量の食べ物を消化するために体内の酵素を使わざる得なくなり、体の代謝に酵素が使えなくなってしまいます。代謝が滞ると老廃物の排出もペースダウンしてしまい、体内の環境が悪化してしまうのです。
大量の食べ物を消化することで胃腸はフル回転。胃や腸、大腸などをはじめとする消化器官にとても大きな負担をかけてしまうことになります。
食べ過ぎてしまった次の日に胃がもたれていたり、お腹が全く空かないことはないですか?それは消化に時間がかかってしまい十分な臓器の活動が出来ていないからなのです。
反対に腹八分目にしてみるとどうでしょう。「ダイエットをする」など決めて食事制限をしなくても、腹八分目にするだけですっきりとすること間違いなしです。
代謝がスムーズに行われることによって臓器も元気よく働き、お通じもよくなりますよ。
腹八分目でお肌と髪の毛に必要なタンパク質を確保しよう!
食べたものを消化するときには酵素を必要としますが、この消化に必要な酵素はタンパク質からできています。
髪の毛もタンパク質からできているので、食べ物を消化するために大量の酵素を使ってしまうと、お肌や髪の毛に必要な酵素まで使ってしまうことになってしまいます。本来お肌や髪の毛に回るはずの酵素が無くなってしまうのです。
もちろんこのような状態では美肌や美髪は望めないですよね。
腹八分目にすることでしっかりと髪の毛やお肌に必要なタンパク質(コラーゲン)が確保されるのです。
活性酸素を押さえる腹八分目!?
アンチエイジングの大敵としてよく言われているのが活性酸素です。
人は食べ物を消化し栄養を燃焼してエネルギーに変えますが、その時に活性酸素が発生します。
通常の量の活性酸素であれば問題ありませんが、大量に発生してしまうと酸化作用が強くなり体がさびた状態になってしまうのです。
老化の道へまっしぐらとなってしまうなんて、考えただけで恐ろしいですね。
腹八分目は若さを保つ、そして老化を防ぐ効果があるといっていいのです。
いつも食べ過ぎてしまうという方は食事の前にコップ一杯のお水を飲んだり、お茶碗を少し小さいものにするなど工夫をしてみてはいかがでしょうか。
自分にとっての適量を把握することで腹八分目を目指しましょう。