完全栄養食と言われるほど栄養バランスが豊富な卵は食べることだけではなく、ヘアパックとしても効果を発揮してくれます。天然素材の卵白ヘアパックでリンス効果を得られるのは嬉しいですね。なぜリンス効果があるのか、卵白に含まれる髪にいい成分などを紹介していきます。
<目次>
卵白ヘアパックはオススメのヘアケア!
昔の方の知恵は凄いですね。
シャンプーもリンスもなかった昔は、石鹸で髪を洗い卵白をリンス代わりに使っていたそうです。確かに石鹸で洗った髪はゴワゴワ、ギシギシしますので潤いが必要になります。
その潤いを与える役目が卵白だったということです。
ヘアパックに卵白を使うのはなぜ?卵黄は?
卵白に含まれる「アルブミン」というたんぱく質は、髪の毛を守り痛んだ髪を蘇らせ、潤いやハリ、コシを与える効果があります。
アルブミン値が高い人ほど長生きができると言われるほど健康効果があります。
「リゾチーム」という酵素も含まれており、体に有害な細菌を溶かし頭皮の雑菌繁殖を防いでくれます。また、リゾチームは余計な脂を取り除いてくれるのでスッキリとした地肌を保てます。
しかし、卵白だけがヘアパックに適しているわけではありません。髪質によって卵の使い方が変わります。
オイリーヘアの方は卵白、ダメージヘアには豊富なビタミン効果がある卵黄、ノーマルヘアは全卵と使い分け、髪質にあったヘアパックをしてください。あまりにもダメージが酷い時は、天然のビタミンEが多く含まれるオリーブオイル、保湿や酸化防止ができるはちみつと卵を混ぜて使うとより高い効果が期待できます。
卵にアレルギーがある方のほとんどは卵白に反応しますので、パックすることをやめていただくか、卵白パックは行わずに卵黄パックにしてください。
卵白でのヘアパック方法
卵白を箸で軽く溶いてから使う方法もありますが、ミキサーなどで泡立てて使うと毛穴の隅々まで卵白が行き届くので効果的です。
使う卵白の量は短い髪の方は卵白2個、長い髪の方は卵白4個が目安です。
シャンプー前の濡らした髪に塗るか、リンスやトリートメント代わりに使う方法がありますが、どちらもラップを巻くかシャワーキャップをかぶり10~20分放置してください。
市販のリンスやトリートメントと違って卵白のヘアケアは若干卵のにおいが残ります。
においが気になる方はエッセンシャルオイルを少し垂らして使うことをオススメします。
昔の方達のように色々な知恵を絞って、天然の素材をどんどん取り入れていきたいですね。
卵白でヘアパックをぜひ試してみてください。