年齢を重ねることで増えてくるように思われがちな「白髪」ですが、実は年齢とは無関係ではないかという説があります。とくに女性の白髪の原因については、加齢以外にも要因があるといわれているのです。
できれば、白髪ではなく若々しい髪でいたいですよね。
そこで「白髪の原因とは何か」「どうすれば予防できるのか」を合わせてご紹介します。
＜目次＞
女性の白髪は避けられない？
女性は男性と違って、年齢に合わせたライフステージが存在しています。
大きな違いは月経や出産といった女性特有のもの。実は女性の白髪はこれらが関連しているのではないかといわれています。
意外かもしれませんが、私たちの髪の毛はもともと着色されていません。
つまり肌の表面に出てくる前は白髪なのです。毛根にある色素を作成する部分で血液により必要な栄養分が運ばれて色素が定着し、表面に出てくるしくみになっています。
こういったことから、女性のライフステージにおいて「初潮」「妊娠」「閉経」を迎える時など、髪の毛に十分な栄養が行き渡らないことがあり、色素が定着しにくくなることがあります。
とくに顕著なのは妊娠中で、白髪が増えたり髪の毛が抜けやすくなったりすることが多く見られます。
このように女性には、一時的に白髪が増えてしまう時期が存在します。
しかし、体の状態が安定してしまえば気にする必要はないといえるでしょう。
「白髪は遺伝による」といわれているけれど
「白髪は遺伝しやすい」と世間でいわれています。しかし、遺伝学的、医学的に明確な根拠は存在していません。
けれど実際には、「親に白髪が多いとその子も白髪になりやすい」という傾向があるのは確かです。
それはなぜでしょうか。
これには、生活習慣が大きく関わっているのではないかといわれています。
「子は親の鏡」という言葉の通り、癖や言葉使い、行動パターンなど、親子で似ていることが多々あります。
そして、その生活習慣によって子も白髪になりやすいのではないかと考えられているのです。
白髪を防ぐ方法とは
白髪が年齢などにあまり関係ないのだとすると、どのようにしたら白髪を防ぐことができるのでしょうか。
まず、第一に血流を改善させる工夫をすることです。
運動不足の場合は血行不良になりやすい為、髪の毛に必要な栄養が行き届かずに白髪になってしまう原因の1つにあげられます。これを防ぐには、日頃の生活の中で体を動かす習慣を取り入れるようにすることが重要です。
また、眼精疲労を解消し、表情筋を動かしてあげるようにすると白髪防止になります。
自覚しにくいでしょうが、頭皮にも筋肉があり無意識に動いています。眼精疲労の症状が進むと頭皮の筋肉も固まってしまい、血流に影響を与えます。
表情筋も頭皮につながっており、あまり表情筋が動かない人も頭皮が固くなりやすいため、白髪になりやすいといわれています。デスクワークが多い方は目が疲れがち。意識して表情筋を動かしましょう。
さらに、頭皮に栄養を届ける血液をサラサラに保つため、食生活の中で「外食を減らす」「添加物の少ないものを口にするように心がける」、また「禁煙する」などもポイントになります。
原因と対処方法をしっかり把握しておけば、日常生活のちょっとした工夫で効果が得られるかもしれません。
白髪にお悩みの方は、負担にならないことから少しずつ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
