キレイな肌を保つために毎日たくさんの化粧品を使い、お金をかけてエステに通う。女性は何かと大変ですよね。外からのお手入れも大事ですが、「腸の乱れ」がすべてを台無しにしているかもしれません。
腸は「第二の脳」とも言われ、人が誕生する時に最初につくられるのは腸であるぐらい重要な臓器なのです。腸のお手入れをしないで美肌を手に入れる事はできません。
今回は、この腸について知って頂く事で美肌づくりの参考にしていただきたいと思います。
<目次>
腸の状態を良くするだけで抗老化
腸内には100種類以上の細菌が活動しています。その菌の重さは大腸だけで1kgになるとも言われています。
その菌を大きく善玉菌と悪玉菌に分けることができます。
善玉菌が多いと腸の働きが活発化し便秘や下痢を起こすことはありません。有害物質を体内からしっかり排出してくれ、体の免疫力も高まります。
逆に悪玉菌が多いと腸の活動が鈍くなり便秘、下痢の原因になります。アンモニアなどの有害物質を発生させ、くさいおならや便がでます。これらの有害物質は血液に溶けて全身を巡る為、肌あれや、頭痛、口臭、体臭の原因になります。
年齢を重ねると腸も老化するので善玉菌の数が自然と減少してしまいます。肌を若々しく保つには意識して腸を若々しく保つ必要がある訳です。
善玉菌が喜ぶ食べ物を摂ろう
腸の環境は食べ物で簡単にコントロールすることができます。食生活を少し変えるだけで1週間後から腸内環境が変わってきますので積極的に取り入れていきましょう。
それでは、食生活のポイントを3つご紹介します。
■食物繊維
まずは野菜を摂ることです。野菜の食物繊維がビフィズス菌などの善玉菌を増加してくれます。
■オリゴ糖
オリゴ糖も善玉菌を増やす為の大切な栄養素の1つです。
大豆に多く含まれアスパラガスやバナナ、牛乳などにもオリゴ糖は含まれます。
■発酵食品
やはり発酵食品が欠かせません。ヨーグルト、乳酸飲料、チーズ、納豆などを摂取する事が大切です。
よく勘違いされることですが、食事で摂取した菌は直接腸に届くのではなく、元々存在している善玉菌を増やす役割になります。
この3つを意識して腸の調子を整えていきましょう。
善玉菌は人によって違う
ヨーグルトなどには様々な善玉菌が含まれていますが、実は人によって効果が出る善玉菌と、効果が出ない善玉菌が存在します。なぜなら腸内の細菌の種類や数などによって腸内環境が人それぞれ違うからです。
同じヨーグルトを1週間程度食べ続けてみて腸の調子が良くなるか試してみてください。
もしお通じが良くなれば自分にあった善玉菌が含まれているという事がわかります。食べるタイミングも重要な要素です。乳酸菌やビフィズス菌などは胃酸で溶けてしまう為、空腹時をさけて食べるようにしましょう。
これらを実践して自分の腸に合った食生活を探してみてください。
いかがでしたか?少しずつ食生活に気を付けていくことで腸内環境は整えられます。腸を美しく保ことで、いつまでも若々しい美肌をキープしましょう。