ストッキング(パンスト)やタイツは肌を美しく見せたり、防寒や引き締め効果も期待できますね。
働く女性にとっては無くてはならない必須アイテムですが、素材の性質上蒸れて臭いが気になる場合も…。
立ち仕事や人前に出る仕事の場合は靴も履きっぱなしになってしまいます。
次に靴を脱ぐ瞬間がどうか1人きりの時でありますように…切なくもそんな願いをする女性は少なくないはずです。
そんなストッキングの臭い対策と蒸れ防止方法をご紹介しましょう。
<目次>
臭いの原因は汗蒸れと雑菌
ストッキングで靴を履いたまま過ごしていても、汗をかかなければ特に臭いは気になりません。
朝は何ともなくても、夕方まで足裏が空気にさらされず靴の中で密閉されていると、どうしても蒸れが生じてしまいますね。
歩き回ったり立ちっぱなしであれば、体重を支えるために圧も加わり足裏にも負担が掛かります。
足裏は汗が出る汗腺が多く元々汗をかきやすい部分で、成人の平均でも足の裏だけで1日コップ1杯程度もの汗をかくと言われています。
蒸れて当たり前の環境だと思って良いですね。
汗をかき靴の中が高温多湿状態になると、汗に混ざった汚れや老廃物をエサに雑菌が繁殖してしまいます。
臭いはこの雑菌が皮脂汚れ等を分解されるために強くなってしまうのです。
素材選びも大切!
ストッキングはナイロンやポリウレタンでできているため、吸湿性には優れておらず、汗をかいてもそのままで放置されてしまいます。
さらに革やゴム、ビニール素材の靴は、通気性も悪くさらに蒸れてしまいますね。
ビジネスマナーとしてストッキングとパンプスは手放せないという場合でも、休日はできるだけ足を開放してあげると良いですね。
吸湿性の良い綿素材の靴下とクッション性の高いスニーカーなどで、カジュアルなスタイルを楽しむのがオススメです。
すぐにできる!臭い対策と蒸れ防止方法
臭いの悩みはデリケートな問題で、誰かに相談するよりも、1人でこっそりと解決したいですよね。
そこで、簡単に始められる対策法で臭いを撃退しましょう。
■汗を吸い取り、蒸れ防止
素足にストッキングでは蒸れてしまいますが、間に吸湿性の良い靴下を穿くと簡単に蒸れを防止できます。
ただ普通の靴下をそのまま使うと見た目がNGですよね。
靴の形に合わせ足の甲が大きく開いたフットカバーなら、靴に隠れて一見するとストッキングだけを穿いているのと変わりません。
5本指タイプのフットカバーであれば指の間にかいた汗も吸収してくれますからオススメです。
■靴と足は乾燥を心掛けて
ずっと靴を履いたままでは蒸れてしまいますから、椅子に座っている間は靴を脱いで過ごしましょう。
狭い靴の中から足を開放するとリラックス効果も得られます。
靴の中と足を空気に触れさせて短時間でも乾燥させると臭いも抑えられます。
■足の裏は保湿剤の量に注意!
足の裏は汗っかきな場所ですから、保湿剤やオイルは付け過ぎないようにしましょう。
成分が汗と混ざり合い、汗が蒸発しにくくなって蒸れの原因となってしまいます。
■デオドラントグッズを利用する
靴の中に入れるインソールで足の臭いを消臭してくれるものも販売されています。
直接足に塗るクリームや、フットスプレーなども手軽に利用できますね。
ストッキングの上からでも使えるデオドラントシートも足専用の物があります。携帯しておくと、いざ靴を脱ぐ前にササッと拭けるので安心です。
■足と靴の清潔をキープする
足を洗う時はできるだけ丁寧に指の間まで洗うと良いですね。
1日靴の中で過ごした足には雑菌が繁殖しています。キレイに洗い流して明日に備えましょう。
靴もなるべく風通しの良い所で保管し、汗をたくさんかいたと感じた日には乾燥剤や新聞紙などを使って、しっかり靴の中の湿気を取っておくと次も気持ち良く履けますね。
汗の臭いは体調やストレスなどが関係している場合もあります。
休日やプライベートな時間はリラックスして過ごすと良いですね。
案外サイズの合わない靴のせいで、余計な汗をかいているというケースもありますから、無理に合わない靴を履かずに履き心地を重視して靴を選ぶと疲れも軽減されますよ。