生理前にはどうしてもイライラしてしまったり無性に食べ物を食べたくなったり、いつもの自分ではないような不調を感じることがあると思います。
それはPMS(月経前症候群)と呼ばれる症状です。
月経3~10日前位から起こる気持ちや体の不調で、月経が来ると症状が弱まりやがて消えていきます。
一時的な症状なのでどうしようもないと諦めてしまわないでください。
PMS(月経前症候群)を少しでも和らげ、ストレスを溜めないよう上手に付き合っていきましょう。
<目次>
バランスのいい食事でPMSを和らげる!
何事も体の基本は食事からですね。
バランスのいい食事を心がけ、ミネラル・ビタミンが豊富な食事、そして体を冷やさない食べ物を摂取するようにしましょう。
アルコール・カフェイン・過度な糖分などはイライラ・むくみを悪化させる原因になる可能性があります。摂り過ぎに注意し、少し控えてみましょう。
生理前には甘いものが欲しくなる時でもあるのですが、糖質を多くとると急激に血糖値が上がりそれを抑えるためにインシュリンが過剰に分泌され、血糖値が下がってしまいます。
低血糖になってしまうとアドレナリンやノルアドレナリンのホルモンが分泌され不安や落ち込みを感じ安くなってしまいます。
PMS(月経前症候群)をうまく乗り切るためにも、甘いものの過剰摂取は避けたいものですね。
適度な運動でPMSを和らげる!
気分が落ち込んだり、イライラしていると体を動かすことが億劫になりがちです。
しかし有酸素運動はPMSの症状を和らげる効果があります。
ハードな運動ではなく、軽く汗をかく程度のウォーキングなど、ゆったりとした有酸素運動で体を動かしてみましょう。
体を動かしてみると、気分も体も少し軽くなっている事にきっと気が付きますよ。
また体を動かすことによって睡眠をもたらすメラトニンというホルモンが分泌されます。
夜にぐっすり眠れることで朝すっきり目覚める事が出来、イライラから解消されるでしょう。朝起きてすぐの朝日を浴びるのも効果的ですよ。
自分なりのリラックス方法でPMSを和らげる!
排卵から月経までの期間はホルモンの影響を強く受けるため、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが減少します。
そして、セロトニンが減少したことでネガティブな感情を引き起こしやすくなっています。
こんな時こそ音楽を聴いたり、好きな映画を見たりなど自分なりのリラックス方法で少しでも楽しい環境に自分を置き、前向きな考えに持っていきましょう。
体を温めてPMSを和らげる!
生理前になるといつもより下半身から冷えをより感じやすいと思いませんか?
生理前の女性の体は冷えを感じ安く、むくみやすくなっています。
PMS(月経前症候群)のイライラは副交感神経が優位になって起こる症状だと言われていますが、交感神経が興奮した状態になると冷えがひどくなることがわかっています。
カイロで腹部とお尻を温めてみたり、にんにく・ねぎ・ショウガなど体を温める野菜を食事に取り入れることも効果的です。
必ず湯船につかるようにし半身浴をしてみたり、靴下の重ね履きもいいですね。
また体を締め付けるようなきつい下着や衣服は避け、血行を悪くしてしまわないよう気を付けることが重要です。
■ハーブティーで温まる
ハーブティーにはたくさんの種類がありますが、生理前のイライラには「カモミール」や「チェストベリー」がオススメです。
女性ホルモンに様々な影響を与えることのできるハーブ。
ハーブには天然の成分・香りもリラックス効果が大きいので飲むだけでなく香りをかぐことでも効果があるのです。
毎日少し、ゆったりとした気分で心身ともに落ち着ける時間を持ちハーブティーを楽しんでみませんか?
女性なら避けることのできないPMS(月経前症候群)。
PMS症状の現れ方や度合いは個人差がありますが、人によっては生活に支障をきたすほど苦しいと感じることも。
少しでも上手に乗り切る事が出来たら、もうPMSに悩まされずすむのです。
是非生活に取り入れて、出来ることからやってみませんか?
きっといつもより楽に生理前を過ごす事が出来ますよ。