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骨盤ケアは妊娠中から意識される方も多いのではないでしょうか。
お腹が大きくなっていく中で、腰痛が悩みになる場合や恥骨痛なども起こります。
早い段階から骨盤ベルトを利用している方も多いですよね。

出産後の骨盤は大きく開いて、ゆるゆるになってしまいます。
そのままにしておくと、産後太りの原因となってしまうかもしれません。
数年後、体型が戻らないと嘆かないために、開いて緩んだ骨盤を正しい位置に戻すことが大切です。

<目次>

体型と骨盤の知られざる関係

79_postnatalcare_pelvic_exercises2骨盤が大きく開いてしまう事によって、内臓も位置のバランスが悪くなってしまいます。
骨盤が今までしっかり支えていたはずなのに、緩んで開いて戻ってこないとなると、周辺の血流にも影響が出てしまいます。
血行が悪くなると、当然血液が運ぶはずの酸素や栄養も身体に十分に行きわたらなくなってしまいます。
冷えも感じる事になり肩こりや腰痛、むくみなどのトラブルも起こりやすくなってしまいます。

代謝も悪くなりますから、脂肪が付きやすい状態となってしまい、産後いつまでたってもお腹が引っ込まないといった可能性も考えられます。
出産後に、体型が変わってきてしまったなんて話も聞きますよね。

骨盤体操のススメ

79_postnatalcare_pelvic_exercises3骨盤を元の場所に正しく戻すという事は、体型維持はもちろんですが、健康のためにも大切な事と言えます。
骨盤を引き締めるためには、誰でも手軽に出来る骨盤体操が効果的です。
育児中でもちょっとの時間で簡単に出来る物もありますので、日常的に行ってみてはいかがでしょうか。

立ったままでも出来る体操
  1. 肩幅に足を広げで真っ直ぐに立つ
  2. 太ももとウエストの間にある骨盤の出っ張りを見つける
  3. 右から出っ張りを押し込むように手の平全体で押す
  4. 左側に同様に押し込む

これを1セットとして数回繰り返します。
ちょっとした家事の合間で出来るので、時間もかからず簡単ですね。

寝転んで出来る体操
  1. 仰向けに寝て両膝を揃えて立てる
  2. 手はおへその上で重ねるかリラックス出来る状態にする
  3. 両膝を揃えたまま右側へゆっくりと倒す
  4. 上半身はひねらないように注意しながら、左側にもゆっくり倒す

初めは5~6セットから始めて、徐々に回数を増やしても良いです。

赤ちゃんを傍で遊ばせながらでも出来ますから、寝そべってスキンシップを取りながら骨盤体操をすることが出来ますね。
そのまま一緒にお昼寝してしまっても良いかもしれません。

骨盤体操を行うポイント

骨盤体操を行うにはポイントがあります。
まず時期ですが、産後6カ月までが重要とされています。
出産後に開いた骨盤は月日の経過と共に位置が固まってしまいます。早い内からのケアがより効果的と言えますね。

また骨盤は朝には閉じやすく、夜には開きやすいという性質があります。
午前中の内に骨盤体操を行う方が、より引き締まると言えそうです。

それでも寝不足や体調が悪い時などは、無理して頑張らなくても大丈夫です。
骨盤ベルトも併せて使うと良いですね。
自分のペースでストレスに感じない程度にゆっくりと進めていきましょう。

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