色々な原因で体に疲れがたまると、リフレッシュのためにマッサージへ行く方も多いと思います。プロのマッサージ師にお願いすると疲れが吹き飛ぶ程効果を実感できますよね。顔も当然疲れが出てきて表情が暗くなったりするので、出来れば手早く解消したいものです。
そこで今回は顔にある、美容に効果のあるツボをご紹介します。
<目次>
ツボの歴史
ツボの歴史は3000年とも5000年とも言われています。いろんな説があり、5000年前のエジプトの古墳壁画にツボをおす古代人が描かれていることから意外とエジプトが発祥の地というのが有力なようです。中国医学の原点も足裏の状態から病気を診断し、治療する「観し法」の記述があり、三国志にも出てきます。西洋では1580年代に婦人科の治療に広く使われる様になりました。この西洋医学で研究が進む事で世界中に広がって行きました。
ほうれい線には「コリョウ(巨りょう)」「チソウ(地倉)」
老けた印象になるほうれい線。このほうれい線があるだけで5歳は老け込んだように見えてしまうこともあります。このほうれい線に効果的なツボが2つあります。笑顔のツボとも呼ばれる「コリョウ」と「チソウ」があります。美容に関してのツボは顔の正面に沢山集まっています。
頬骨のあたりにある「コリョウ」のツボは、唇を引っ張る頬の筋肉とお肌のハリをアップしながらほうれい線を解消してくれるツボです。目の黒目の部分と鼻の下をまっすぐ横に結んだ場所にあります。中指で軽く3秒程度押してゆっくり離していきます。この時口角をあげるようなイメージで押すと効果が倍増します。
むくみ、ハリの効果がある「チソウ」は口角の外側にあるツボです。ここも軽く中指でゆっくり5秒おさえゆっくり離していきます。この2つのツボを毎日押すことでほうれい線対策になります。
押すだけで小顔になれる!?「キョウシャ(頬車)」
耳の付け根とエラの間ぐらいに位置します。丁度顎の付け根の所でくぼみができる部分になります。むくみの解消だけでなく、フェイスライン全体を引き締めてくれます。やさしく揉みほぐしてあげることが重要です。あまり強く刺激するのではなく、ゆっくり押して、ゆっくり離します。両サイドの力加減を均等にする事が重要です。
目元の美のツボ「キュウゴ(球後)」
日頃の疲れや寝不足の時に症状がでやすい目元。そんな時には「キュウゴ」のツボが効果的です。まぶたのむくみや目の周りのシワ、目の下のたるみにも効果があります。「キュウゴ」の位置は目の下の中央と目尻の中央点にある骨のくぼみにあります。人差し指を横にして指の腹でやさしく押してあげることが大切です。目の周りはデリケートなので押しすぎると逆効果になります。少し左右に動かしてあげても良い刺激になります。メイクの時に少しツボを押してあげることで印象が変わるはずです。
顔のツボは体のツボと違って自分で押すことができ、いつでもどこでも試すことができます。
自分の顔を見て気になった時はぜひ実践してみてください。