みなさんは、赤ちゃんと私たち大人のお肌の違いについて詳しく言えますか?
「う~ん…見た目…。」なんて思ったりしませんか。
もちろん見た目も違いますが、一体どんなところが違うのでしょうか。
赤ちゃんと大人のお肌の違いを知って、赤ちゃんのお肌を守ってあげましょう。
<目次>
赤ちゃんと大人のお肌の違いはこんなにあった
赤ちゃんのお肌はとても透き通っていてもちもち…。ハリのある肌のことを「赤ちゃんのような肌」と言いますが、実は赤ちゃんの肌はデリケートなのです。
では、大人の肌とどこがどう違うのか、ご紹介していきます。
■バリア機能がまだまだ未熟
まず最初に、バリア機能の違いについてご説明します。
私たちのお肌は、常にほこりや細菌などの有害物質と戦っています。
ほこりや細菌などの有害物質をブロックするには、お肌に潤いが必要であり、お肌の内側にある水分が逃げていかないようにするために「バリア機能」があります。
ですが、赤ちゃんはこのバリア機能がまだまだ未熟です。そのため、乾燥やちょっとした外的刺激によってかぶれたり、大人よりも肌トラブルが頻繁に起こります。
■角質層が1/2
私たちが普段手に触れている皮膚は「表皮」と呼ばれます。その一番上にあるのが「角質層」。わずかラップ1枚程の厚みしかないにも関わらず、外部から私たちのお肌を守っています。
そして、赤ちゃんの角質層は大人の1/2程度の厚さしかありません。
そのため少しの外的刺激でも角質層がはがれやすく、バリア機能も未熟なので、肌トラブルが起きやすくなります。
■汗っかきは湿疹になりやすい!?
赤ちゃんはとても汗っかきです。
それはなぜかと言うと、体は小さくとも汗腺の数は大人と同じだからです。
ですので、新陳代謝がとても活発になります。
新陳代謝が活発だと一見良さそうに思いますが、汗をかくことによってお肌が汚れやすくなります。
特に生後6ヶ月くらいまではお母さんからもらったホルモンなどの影響で、代謝が活発で湿疹になりやすいため、清潔を心掛けてください。
■大人よりも乾燥肌
赤ちゃんのお肌を見ると、つるつるプルプルで潤いがあるように思われますが、実は大人よりも乾燥しています。
角質層が薄いため、水分が簡単にうばわれて肌が乾燥し、肌荒れを起こします。
赤ちゃんの肌には丁寧なスキンケアと保湿が必要と言えます。
赤ちゃんのお肌のケア
大人は自分である程度、自分に合う化粧品がわかっていると思います。
では、赤ちゃんのお肌のケアはどうしたらいいのでしょう。
赤ちゃんのお肌のケアは顔だけではなく、全身のケアが重要です。
色々なものを塗るのではなく、清潔を保つことが赤ちゃんのスキンケアの基本となります。
生後3ヶ月までの赤ちゃんはお母さんのホルモンの影響があり、皮脂の分泌が活発に働きます。毎日お風呂に入れ、清潔に保ってあげましょう。
生後4ヶ月を過ぎた赤ちゃんは、皮脂の分泌が減少し、大人よりも乾燥しやすくなります。お風呂上りにはローションなどで保湿をしっかりと行ってあげることが大切です。
大人と比べてデリケートな赤ちゃんの肌。
肌も薄く、傷つきやすく、乾燥もしやすいので毎日のケアをしっかりと行い、大人以上に保湿を行って赤ちゃんの肌をしっかり守ってあげましょう。