強い紫外線に、風が吹いても熱風でしかない夏…。
朝のメイクも少し外を歩けばすぐに汗で崩れてしまいますね。
湿度が高い日は汗もベタつき、オイリー肌の方はさらに悩ましく感じてしまうのではないでしょうか。
汗を放置するとさらにメイクが流れてしまいますから、ハンカチやタオルで押さえますが、ファンデーションが色移りするのを見ると気分も滅入りますね。
ハンカチを折り返しながら汗を拭き、トイレでそっとメイク直しを繰り返す夏をどうにかしたいものです。
崩れにくい夏メイクをマスターして、快適に乗り切りましょう。
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<目次>
夏のメイク崩れの3大原因
夏は何と言っても暑さがつらいですね。
室内はエアコンによって温度調節がされていますが、外気との差が激しいので、夏場の冷え性なんて話しもよく耳にします。
体調を崩しやすい季節は肌の調子も狂いがち。肌の状態が悪いとメイクのノリにも響きますね。
ただでさえ一番メイク崩れに悩む季節、夏のメイク崩れは汗・皮脂・乾燥の3つが原因として挙げられます。
■汗
汗は暑さを感じると体温を下げるために分泌される水分です。
顔や額から滲む汗はメイクを流してしまいがちですが、単純に水分だけであればそっと押さえるだけでメイクはそれほど崩れません。
ベタつきやすい汗や、汗っかきでしょっちゅう汗を拭うようであれば、メイクも崩れてしまいますね。
健康的な汗はバランスの良い食事と適度な運動によって分泌されます。
普段の生活を少し見直してみても良いですね。
■皮脂
ベタつく皮脂は暑さと共に不快感を増します。
過剰な皮脂はあぶらとり紙や洗顔でサッパリとさせたいですが、あまり意識して取り除くとかえって皮脂量が増してしまう結果になりかねません。
皮脂は乾燥と関係が深く、乾燥を感じた部分により集中的に分泌し、肌を守ろうとする働きがあります。
まずは必要以上に取り除かないように注意しましょう。
洗顔は朝と夜だけで十分です。
ベタつきを感じていても保湿はしっかりと行うようにしましょう。
あぶらとり紙も使い過ぎは逆効果になります。
■乾燥
外気と室内の温度差が激しい季節は肌の水分も奪われがちです。
肌の表面はたくさん汗をかいてテカりが気になるようでも、内部では水分不足でカサカサの状態という可能性があります。
皮脂はこれ以上の乾燥を防ぐための防御膜でもあります。過剰分泌にはそれなりの訳があるんですね。
肌内部の乾燥を見直してみる必要がありそうです。
肌にも水分補給!夏こそスキンケアは丁寧に
メイク崩れの予防は朝起きてからの行動がカギになります。
寝起きからしっとりと汗を感じる日は、体温の上昇と共に毛穴もどんどん開いていきます。
汗や皮脂が分泌されてしまっては、せっかくメイクをしてもすぐに台無しになってしまいますね。
まずはコップ1杯の水分を補給しましょう。
失われ続ける水分を身体に補うと内側から活性化され、お通じにも影響があり肌の調子も上がります。
洗顔はぬるま湯を使って優しく丁寧に汚れを落とします。
肌の水分不足を解消するために化粧水はたっぷり付けましょう。
ハンドプレスで肌の奥までしっかりと届けるように、時間があればローションパックもオススメです。
ベタつきが気になっても乳液は水分の蓋をする役割がありますから、量はコントロールしても必ず使います。
スキンケアの締めには毛穴を引き締めます。
メイクを始める前に収れん化粧水でしっかりと毛穴を引き締めます。
暑い時は保冷剤を使って冷やしても気持ちが良いですね。冷やし過ぎは禁物ですが適度に冷やすのは毛穴も締まり汗も引くので効果的です。
崩れない夏メイクに欠かせない下地&ファンデーションの使い方
夏のメイクはできるだけ浮かないように、肌との密着度を高めるようにします。
少々の汗や皮脂では流されないようにしたいですね。
下地は塗るというよりは軽く叩くように、毛穴の凸凹を均一にするようなイメージで使います。
次に乗せるファンデーションがムラなくのるように丁寧にベースを作ると良いですね。
夏のファンデーションはパウダータイプがオススメです。
パウダータイプは余分な皮脂を吸着してくれますから時間が経っても肌に馴染み、メイク直しもしやすいですね。
できるだけ薄付き程度にし、気になる部分はコンシーラーを使って隠しましょう。
厚塗りにしてしまうと全体が崩れる原因となってしまうため、肌に馴染ませる程度の厚さに留めて密着度を高めます。
仕上げに化粧崩れ防止スプレーを使うと化粧持ちに差が出ます。
ミストタイプの化粧水を使っても問題ありません。
汗に強い夏のポイントメイク
ベースメイクはマスターしても、ポイントメイクはまた使うアイテムが違いますね。
アイメイクなどは一度崩れるとやり直すのも大変です。
汗に強いメイクは余分な油分を取り除き、密着させるのがポイントです。
■アイシャドウ
アイシャドウはパウダータイプを指で塗ると、粉浮きせずに肌馴染みが良くなります。
ベースメイクでまぶたにも薄くファンデーションを塗ってあれば、その上に色を重ねていくとファンデーションの油分に密着してくれます。
■アイライン
アイラインはペンシルタイプよりリキッドタイプの方が滲みにくいのでオススメです。
一度引いたら乾くまでは瞬きや手で触らないようにして待ちましょう。
滲ませてしまうと汗などで落ちやすくなってしまうので注意したいですね。
■マスカラ
マスカラはまつ毛に乳液などが付いていると、そのままでは落ちやすくなってしまいます。
一度ティッシュや綿棒などを使って余分な油分は取りましょう。
カールさせたまつ毛をより長持ちさせるには、仕上げにマスカラ用のトップコートを使います。マスカラを保護してパンダ目も防いでくれますよ。
■リップ
乾燥しやすい唇は保湿用のリップクリームを馴染ませてから口紅を使います。
一度余分な油分をティッシュオフしてから重ね塗りをしていくと色持ちよく仕上がります。
メイク崩れが起きるかもしれないと思うと、ついつい朝から隠したいところを重点的に厚塗りしてしまいがちですが、薄く付ける方が皮脂の分泌も抑え少々の汗では崩れないメイクになります。
思った以上に軽いメイクが肌にも優しく、朝の状態をキープできるんですね。
ウォータープルーフは水には強い反面、油分に弱いという一面もあります。
上手にアイテムを使い分けて、崩れ知らずのナチュラルメイクで暑い夏も爽やかに乗り切りたいですね。