むくみが原因で夕方になると靴が履けない、キツイと感じたことはありませんか?
そんな経験をしてもむくみの原因や解消法がわからずにそのままにしてしまいがち…
たかがむくみと考えずにむくみの原因や対処法を知り、むくみにくい生活を送っていきましょう。
<目次>
むくみはなぜ起こる原因は何?
むくみとは「皮下組織(肌の内側にある組織。肌に栄養を届ける働きと老廃物を排出する働きをする)」に体の水分が溜まった状態を言います。
足首の上をしばらく指で押した時にへこんでいたり、靴下を脱いだときにゴム跡がなかなか消えなかったりする場合は足がむくんでいる状態です。寝起きの瞼が腫れていればそれもむくみの症状になります。
むくみが起きるのは次のような原因が考えられます。
■長時間の同じ姿勢
立ったままや座ったままの仕事を長時間していると血行が悪くなり、水分が一部分だけに溜まってしまいむくみに繋がります。
■水分と塩分の取りすぎ
水分と塩分を取りすぎると血液中の水分が増えたり、排出されるはずの水分がうまく排出されなくなったりするのでむくみを引き起こします。塩分の取り過ぎが原因の場合は目の周りにむくみが起きやすくなります。
■冷え
体が冷えると血行が悪くなり、筋肉のポンプ作用も低下しむくみが起こりやすくなります。
■筋肉の衰え
筋肉が衰えると代謝や血行が悪くなり、老廃物がうまく排出されずに体内に溜まってしまいます。適度な運動がむくみ予防になります。
むくみの解消方法は?生活習慣の見直しが大事!
生活習慣をちょっと見直すだけで改善できるむくみもありますので、以下を参考にしてください。
■長時間の同じ姿勢
デスクワークの人は2~3時間一度も席を立たずに仕事をしている場合が多いので、可能であればオフィス内では足を締め付けないサンダルなどに履き替えることをオススメします。
健康サンダルのような足の裏に刺激を与え血行を良くしてくれるような物を選び、トイレに行く時などには軽くストレッチをすると血行改善やコリをほぐす効果があります。
■水分や塩分の取りすぎ
味噌汁や漬物などが好きな人は知らず知らず塩分を取り過ぎている可能性がありますのでたくさん食べないように気をつけましょう。
むくみ解消にいい栄養素はカリウム・シトルリン・クエン酸・ビタミンE・タンパク質になります。
塩分を控えてこれらの栄養素を積極的に摂取すると良いでしょう。
また一度に大量の量の水分を取るとむくみに繋がりやすくなりますので、少しずつ飲むようにしましょう。
■冷え
冷えによるむくみは体を温めることで解消できますが、厚着や布団に入るだけではなかなか温まることはできません。
足湯やお風呂が一番効果的ですが、仕事中に体が冷えてしまった時は足の裏に湿布を貼ると血行が良くなったりツボが刺激されたりするので足から温まってきます。
■筋肉の衰え
筋肉は使わないとどんどん衰えていきます。
無理な運動ではなくウォーキングや筋トレをすることで筋肉量が増え代謝がよくなり血行も改善します。
筋肉量が増えると血管も強くなり肝臓や腎臓も元気になりむくみにくい体を作ることができます。
むくみが起きる原因は色々なことが考えられますが、生活習慣を見直すことで比較的簡単に改善することができます。
血行不良や冷え、塩分の取りすぎや筋肉の衰えはむくみだけでなくいろいろな病気や怪我の原因になりますので、むくみを解消することで他の病気や怪我予防にもなります。
しかし、むくみには病気が隠れていることもありますので解消方法を試してみても毎日むくみが続いて辛いという人は一度医療機関の受診をオススメします。