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水は、私たち人間にとって命の源であり、成人の体の約60~65%が水分と言われています。
水分は、腸から吸収され、血液として栄養素や酸素を細胞まで運んだり、老廃物を尿として排出したり、体温調節のために汗を出したりといった役割を担っています。
体の水分量のおよそ20%を失うと命の危険にさらされますので、水分は重要な存在です。

今回はこの「水」について健康面や美容面からご紹介しましょう。

<目次>

就寝前と朝のコップ一杯の水が体に良い理由

美容と健康のために水との上手なつきあい方私たちは寝ている間に汗などで夏場だと約500mlもの水分を消費すると言われています。
就寝前と朝起きたときにコップ一杯の水を飲み、水分を補給してあげましょう

寝る前に水分をとると、顔がむくむので水分は控えている、といった方も少なくないと思いますが、水分補給をしておくことで、血流の流れが良くなり、新陳代謝をアップさせると脂肪も燃焼されやすくなります
朝に水分をとりにくい方は、水分の多い果物や、野菜をとるのも良い方法です。朝水分をとると睡眠中に水分が失われてドロドロになってしまった血液をサラサラにする効果が期待できますし、内蔵が刺激を受けることで、体全体を目覚めさせることができます。特に腸では便がスムーズに直腸に移動し、お通じが良くなるのです。

「硬水」と「軟水」の違いとは?

水には硬水、軟水の2種類があります。
主に水分中のカルシウムとマグネシウムの量が多い物を硬水、少ない物を軟水と呼んでいます。
欧米は硬水の地域が多く、日本は主に軟水の地域が多いです。関東や沖縄などは軟水の中でもやや硬度の高く、同じ日本でも場所によって変わってきます

そもそも水は水蒸気が雲になり雨となって地上に降り注ぎます。雨はカルシウムやマグネシウムを含んでいませんので元々は軟水なのです。それが空気中の亜硫酸ガスや窒素、酸化物等の粒子を含みながら地上に降り注ぎ、地面にしみこんで地下水となり川に流れ込みます。その際に様々な成分を水は溶かして行きます。
火山地域の場合は、炭酸カルシウム等が地中に多く含み、カルシウムやマグネシウムが水に溶け込みやすいため硬度は高くなる傾向にあります。

世界的に見ると、欧米の多くの水源は地下水が多く、河川も日本と違って全長が長いためカルシウムやマグネシウムを多く含む硬水の地域が多くなるようです

「硬水」と「軟水」美容にはどちらがいいの!?

最近ダイエット等で欧米のミネラルウォーターを飲む方がいると思います。欧米のミネラルウォーターは硬水ですのでマグネシウムが豊富に含まれています。便秘予防やデトックス効果も期待できます。さらに、肉料理を食べる機会が多い方等はミネラル不足になりますので硬水の水を飲むと良いでしょう。

硬水の水の弱点はお肌への刺激がある事です。硬水で髪を洗うとキシキシになってしまったり、お風呂上がりにお肌がピリピリしたりした経験がある方もいるかと思います。人によって刺激の原因はそれぞれですが、硬水のミネラル分と石鹸成分が反応を起こし石けんカスを多く残してしまう事が主な原因の様です。

逆に日本の温泉で何度も石けんを洗い流してもヌルヌルしていて、体を拭いたらお肌がしっとりしている水は軟水の特徴です。軟水は石けんも溶けやすくお肌にもやさしい水という事です。

自身の体調や目的に合わせて水を選びましょう。

水毒症に注意!!

美容と健康のために水との上手なつきあい方

人間は一日2L程度の水分補給が必要と言われています。食事で600mlは摂取できているので残りは約1.4L必要になります。
美容やダイエットが目的で、一日2L以上の水を飲む方がいますが、水分のとり過ぎはかえって体に良くありませんのでやめましょう。

水分不足は人間の生命活動にとって致命的なので水分摂取は必要不可欠ですが、とりすぎると逆に体の代謝を悪くし、むくみ等の原因になります。このような症状を「水毒症」といいます。
日本の気候は冬の乾燥した時期以外は湿度が高い国です。湿度が高いと水分を体外に排出する事が難しくなり体にため込んでしまう傾向になります。一日の水の摂取量と排出量に極端に差がある方は水分の摂取量に注意して下さい

水分を上手にとることによって体調や美容面で良い影響が与えられたらとても嬉しいですよね。今まで無意識に水分をとっていた方も、水とうまくつきあって健康美肌を目指しましょう。

 

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