O脚は自覚がある人が多いのに比べてX脚は自覚している人が少ない傾向にあります。
X脚という脚の形の名前があることすら知らない人もいるほどです。
しかし、X脚は正常の脚の形をしている人に比べてリスクが大きいです。
見た目の問題だけではなく体の不調にも繋がるX脚について詳しく説明していきますので、様々な不調が起こる前に直して行きましょう。
<目次>
X脚ってどんな脚の状態?問題点は?
X脚とは両足を揃えて立つときに両膝がぶつかって膝から下が揃えられない脚の状態を言います。
O脚よりは日本人に多くはありませんが自分の脚の状態が、O脚、X脚、または正常な脚であるのかをきちんと知ることはとても大事になります。
X脚は正面を向いて膝を曲げたときに内側に入り込み、O脚の人は外側にずれ、正常の人は真っ直ぐ正面を向いたままである特徴があります。
X脚は正常な人の脚に比べると見た目も悪く、体の不調やトラブルなどの問題も引き起こします。
- X脚は体重のかかり方が左右均一でないために膝や腰への負担が多くなり、痛みを引き起こします。
- X脚の内股によってリンパや血流が悪くなるためむくみや冷えを起こしやすくなります。
- 筋肉を上手く使うことができず代謝が悪くなり、太ももに脂肪がつきやすく便秘にも繋がります。
- X脚は関節が弱く、脚が疲れやすく怪我もしやすい傾向にあります。
このような問題点が出てきますので早めに直していきましょう。
X脚の原因は?生活習慣を見直すべき!
X脚は骨格の遺伝もありますが、ほとんどの場合は血行不良や骨盤の歪みなど毎日の生活習慣に原因があります。
■姿勢の悪さ
姿勢が悪いと骨盤が歪みX脚の原因になります。猫背は骨盤を歪ませますので常に姿勢を良くする習慣をつけましょう。
■1日中座りっぱなし
1日中座って仕事をしている方は血行や姿勢が悪くなります。
猫背はいいことが何もありませんので背筋を伸ばして座りましょう。ストレッチなども取り入れると血行を改善することができます。
■ヒールを履く機会が多い
毎日ヒールを履いている人は体のバランスが取れなくなり骨がよじれるのでヒールを長時間履くのはやめましょう。靴の内側が磨り減るのがX脚の特徴です。
■同じ脚だけ組む習慣がある
ディスクワークで長時間同じ脚だけを組んでいる人は、片方の脚にだけ力が入っている状態であり骨盤だけでなく太ももや膝などのいろいろな左右にねじれてしまします。
X脚の原因は多くの場合が何気なく生活をしている習慣の中に原因があることが多いです。生活習慣を見直しX脚を改善するよう意識して生活を送りましょう、
X脚を直したい!対処方法は?
X脚を直すためには、生活習慣の見直しが必要になりますが、その他にも対処方法はあります。
簡単にできるものを紹介していきますので試してみてください。
■矯正ベルトで矯正する
X脚を直す矯正ベルトは脚に巻きつけ離れた箇所を元に戻すベルトです。
巻いているだけなので楽に矯正することができます。
■履く靴を変える
X脚の人は自分に合っていない靴を履いていることがあります。
ヒールのように踵があり体のバランスをうまく保てないような靴ではなく、靴底が厚くて平らでバランスの取れる靴を選びましょう。
■ストレッチをする
わざわざ整体に通わなくてもストレッチでX脚を直すことも可能です。脚の内側を使うようなストレッチや脚を伸ばす前屈はX脚に効果があります。
X脚を直すストレッチは様々ありますので、やりやすいストレッチで直していきましょう。
■椅子の座り方に気をつける
椅子に浅く座ると猫背になりやすいので、深く座り、腰と膝、足首が直角になるように座るのが理想の座り方です。
長時間この姿勢で座るのは大変なので背もたれ部分にクッションを置くと楽に正しい姿勢を保つことができます。
■体の片方にだけ筋肉をつけない
いつも同じ肩や手で荷物を持ったり、同じ方にだけ重心を置いたりすることで筋肉バランスが違ってしまい骨にも影響を及ぼし歪みます。
重い荷物を持つときもいつも同じ手や肩で持たないように気をつけましょう。
生れつきのX脚はごくわずかです。
ほとんどの人が毎日の生活習慣によって少しずつ骨盤が歪んだり、太ももや膝にも悪影響を及ぼしたりすることでX脚の原因を作っています。
美脚を目指すためにはX脚を直し、座り方や立ち方、歩き方にも気をつける必要があります。
O脚よりもX脚の方が直すのに時間がかりますので矯正ベルトに頼ってみるのもいいかもしれません。
X脚が原因で体の不調やトラブルも引き起こしますので毎日の生活で、X脚の原因を作らないように気をつけましょう。